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皆さんこんにちは、アンドリューです。
いきなりですが、皆さんは百人一首をご存知ですか??
そうです!あのカルタみたいなやつです!!
僕の話になるんですが、
僕は小学校1年生の時に小倉百人一首を全部覚えました!
(まぁ 今は大方とんでしまっているんですが😅)
という訳で今回は
10月22日から放送しているTVアニメ「ちはやふる3」に肖りまして
小倉百人一首 おすすめの詩(うた)ー!!
を紹介したいと思いますっ!
今回は5つの詩(うた)を厳選してお届けしたいと思います。
百人一首源平合戦のゲーム実況をYouTubeにあげていますので
ぜひそちらもご覧いただければな!と思います。
【ちはやぶる】友人に百人一首をさせてみたwww【源平合戦】 - YouTube
早速ですが、
末次由紀さんの少女漫画「ちはやふる」で
百人一首を知った人も多いのではないでしょうか。
というわけで最初に紹介する句はこちらです。
17 ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは
一番有名な句ですね!
少女漫画「ちはやふる」は実写化やアニメ化もされていますので
その影響も大きいとは思いますが、
2017年に公開された映画の
『劇場版名探偵コナン から紅の恋文』でも主題として扱われていたので
それで知った人もいるのではないでしょうか。
意味としては
竜田川が紅葉によって真っ赤に染め上げられているのは
神々の時代ですら聞いたことがない。
となります。
「ちはやぶる」が「神」にかかる言葉で
尚且つ「水くくるとは」は竜田川に対して掛けているので擬人法となります。
ただ有名なだけでなくとても美しい詩なんですね〜。
競技性で見ると小倉百人一首では「ち」から始まる句は
「ちはやぶる」「ちぎりきな」「ちぎりおきし」の3つがありますので
「ちは」の時点で確定になります。(二字決まり)
87 村雨の 露もまだひぬ 真木の葉に 霧立ちのぼる 秋の夕暮れ
こちらもとても有名な句ですね!
有名な理由はいわゆる一字決まりと言われる札だからです。
一字決まりとは、競技百人一首において
その言葉を読み手が一番最初に発したときに確定する札のことです。
この札は7種類あり、それぞれの頭文字をとって
「むすめふさほせ」と呼ばれています。
競技百人一首を始めた時ならば
初心者と差をつけるところはまずこの「むすめふさほせ」を確定できるか
どうかが大事になってきます。
句自体の意味としては
にわか雨の露もまだ乾いていないその杉や檜の葉の茂りから
霧が白く湧き上がっている秋の夕暮れである。
となります。
幻想的な風景を詠った、とても美しい詩ですね〜。
89 玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば 忍ぶることの よわりもぞする
皆さんはこの詩を知っているでしょうか^^;
百人一首と聞いてこれを思い浮かべる人はどのくらい居るのかが気になりますが、
この詩は意味合いとして僕が一番好きな詩になります。
その意味は
私の命よ、絶えるならば、絶えてしまえ。
生き長らえていたら、胸の内に秘める力が弱まって、
(恋心を)秘めていられなくなってしまうと困るから。
百人一首ではこの詩の他にも「恋」について詠った詩がたくさんありますが
この詩は「恋」やそれに関係する言葉を使わず、そして尚且つ
禁断の恋を感じさせる「忍ぶ恋」という
当時の情景を無駄なく感じさせるとても美しい詩だと思います。
「玉の緒」が自身の命を比喩しており
「絶えなば絶えね」が仮定条件から命令形に移行しているあたり
この句からとても強い覚悟を感じさせます。
74 憂かりける 人を初瀬の 山おろしよ はげしかれとは 祈らぬものを
百人一首を知っている人であれば「ああ〜^^」と思う句ですね!
この句の意味自体は
私の愛に応えてくれず、つらく思ったあの人を振り向かせてくれるように
初瀬の観音様に祈りはしたが。
初瀬の山おろしよ、お前のように激しく冷淡になれとは祈らなかったのに。
と言ったように失恋を詠った詩なんですが、
(山おろし=山から吹き下ろす激しい風)
競技百人一首をやっている人からすればそんなことは関係なく
「うかりける」→「はげしかれとは」と覚えないといけないので
その間では「うっかりハゲ」でよく覚えられている詩となります。
(「うかり」→「はげ」)
これを詠った源俊頼朝臣も、まさか自分の詩が「うっかりハゲ」と
呼ばれていると知ったら失恋したショックと合わせてハゲになっちゃうんですかね🙄
このような感じで百人一首を覚える上で
語呂合わせをしていくというのも有用な手となります。
まぁ強烈なのはこの詩くらいしかないんですけどね^^;
最後の詩はこちらです。
99 人も惜し 人も恨めし あぢきなく 世を思ふゆゑに 物思ふ身は
最後だから有名な詩を選ぼうかなーと思っていたのですが
もう「ちはやぶる」選んだしいっか!ということで
この詩を選びました。
皆さん、この詩をとりあえず口に出して詠んでみてください。
あ、ひらがな置いておきますね^^
「ひともおし ひともうらめし あぢきなく よをおもうゆえに ものおもうみは」
この詩だけに限った話ではないのですが、
百人一首には口に出して詠むと気持ちが良い詩がたくさんあります!
僕も小学生の時は意味など知らないし、興味もなかったので
語感だけで十八番(一番得意とする詩)を選んでいましたが、
百人一首を楽しむ上ではこれも外してはならない要素だと思います。
5・7・5・7・7 という元が綺麗な並びにプラスして
語感がとても良いのはやはり詠った人のセンスを感じることが出来ますよね。
というかこれ、選んだあとに知ったのですが
この詩を詠った後鳥羽天皇は歌道に優れていて
あの「新古今和歌集」を勅撰(選んだ)人なんですって🙄
ほえ〜
あ、ちなみに僕が十八番にしていた詩は「かくとだに」です(これじゃないんかい)
この詩の意味合いとしては
人を愛おしく思うこともあれば、人を恨めしく思うこともある。
思うにまかせず、苦々しくこの世を思うが故に
あれこれと思い煩うこの私は。
となります。
どの時代でも人の悩みは人間関係なんだなぁ と思いますね🤔
という訳で
少しだけでしたが小倉百人一首を堪能できたでしょうか^^
今回紹介したのは5首だけですので
まだ19回は楽しめますね。(?????)
百人一首源平合戦のゲーム実況も投稿していますので
ぜひそちらもご覧いただけたらなーと思います!
といった感じで今回はこの辺で!
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参考/引用:
学ぶ・教える. COM 百人一首一覧 http://www.manabuoshieru.com/hyakunin/contents.html
ちょっと差がつく百人一首 https://www.rakuten.ne.jp/gold/ogurasansou/hyakunin/hyakunin.html